平成22年7月17日開業に合わせ成田スカイアクセス線用の新型特急として製造。
日暮里と成田空港を36分で結ぶための160km/h運行を可能とする走行性能に加え、
乗り心地向上を図るための動揺防止装置や、気圧変動による耳ツンを防止するための扉押え装置を採用。
サービス面では乗降口と客室扉の幅やシートピッチ、座席幅、荷物スペースを拡大するなど、
「速さ」と「快適性」を追求した車両とする。
車両のデザインは、世界的に著名なデザインプロデューサー山本寛斎氏によるものだ。

2010年度グッドデザイン賞受賞。

2010年7月17日、「スカイライナー」はスカイアクセス線経由となり、
「スカイライナー」と本線経由の「モーニングライナー」「イブニングライナー」の運用に充てられる。
また、2010年年末、2011年年始の特別ダイヤでは、
一部のみ本線経由の「シティライナー」の運用にもついた。

車内にはLCD案内板が設置され、すべての運転で、4ヵ国語で案内される。
また、4ヵ国語による自動放送も行われるが、
「モーニングライナー」「イブニングライナー」では
2ヵ国語の自動放送での案内となる。

浅草線と通じて、京急線の羽田空港まで乗り入れることが想定されなかったため、
AE100形とは違い貫通扉が設置されていない。
「浅草線全駅通過」について東京都から反対され、
京急線乗り入れをあきらめたのだろう。

上野〜高砂間、本線内、空港第2ビル〜成田空港はシティライナーと同じぐらいの速度、
高砂〜印旛日本医大間を最高130km/h、印旛日本医大〜空港第2ビル間を国内在来線最速の160km/hで走行する。
この高速運転により、日暮里と空港第2ビルを最速36分で結び、従来より約15分の短縮となった。

「JAPAN SPEED」にふさわしい車両である。


運用データ

スカイライナー:運用あり
シティライナー:臨時運用あり
モーニングライナー:運用あり
イブニングライナー:運用あり

車両設備

行先表示機:フルカラーLED
車内案内板:LCD(4ヵ国語案内)
日本語放送:自動放送
外国語放送:自動放送(英・中・韓)
ドアチャイム:あり